おはようございます。
あずはなの飼い主@shibainu_hanazu です。
黒柴のあずき、胡麻柴で元保護犬の花と暮らしています。
このブログでは柴犬と暮らした体験談、使ってみたペット用品、保護犬のことなどを書いています。
この記事では花が我が家に来る前、母親だった時の話を書いてみたいと思います。
北海道の田舎町で繁殖犬として暮らしていた花
花は、北海道の壮瞥町という、札幌と比べるとのどかな地域で、繁殖犬として生活をしていました。
繁殖犬と言っても、よく問題になる劣悪な環境ではなく、それなりの犬舎があって、しっかりとしたブリーダーさんのもとで生活をしていたようです。
ただ、我が家へきた頃、まともに散歩ができなかったことを考えると、あまり散歩はしたことがなかったのかも。
(もしかすると放牧スタイルだったのかもしれませんが)

散歩が上手にできなかった頃の花
どうして花が繁殖犬として活動をすることになったのかは、今となってはわかりません。
ただ、昔の花と少し繋がりのある人が口々に、「花ちゃんは立派な血統みたい」とおっしゃっていましたので、血筋を残すために選ばれたのかもしれませんね。
1歳で母親に
1歳半の頃、10月10日に花は出産をしました。
赤柴の女の子が2頭、赤柴の男の子、白柴の男の子です。
いつもの弾け具合からは想像ができないかもしれませんが、かなりのびびりで臆病な花。
出産の時、どんな様子だったんでしょう。
ずっとキョロキョロしてたのかなあと思ったり。
そのうちの二頭、ちゃろちゃん、くるみちゃんには一度会うことができました。
花も覚えていなそうでしたし、ちゃろちゃん、くるみちゃんも花のことを母親とは認識していないようでしたが、3頭が一緒にいる光景は、なんとも不思議で感慨深い世界でした。
ちょっと臆病だったり、姿勢を低くする仕草、舌を出して笑う仕草。
その一つ一つがやっぱり親子でした。
そして花、少しの間かもしれませんが、ちゃろちゃん、くるみちゃんにおっぱいをあげて、面倒を見ていたんですよね。
もうそれが不思議で不思議で。
※当時産まれたばかりの赤ちゃんを見に行ったくるみちゃんの飼い主さんが、花の様子を教えてくれました。
少しオドオドした感じを受けましたが、一生懸命お母さんしていましたよ
とのことです。
泣けてきます。

2度目の出産は悲しい結果に
1回目の出産の約1年後、花は2度目の出産を経験することに。
残念ながら、この出産はうまくいきませんでした。
死産だと聞いています。
このタイミングで、ブリーダーさんが柴犬の取り扱いをやめることになり、花はボランティア団体に引き取られることになりました。
そして札幌へ
引き取ったのは札幌のボランティア団体。
当時はペットサロンに間借りしているような形でした。
花はペットサロンで他のワンコと一緒に、出産後の身体を休めながら1ヶ月ほど生活をすることになります。
当時、他のワンコと一緒にいる動画を見た記憶がありますが、なかなか楽しそうにやっていました。
そしてあずはな家へ
その後、縁があって、あずはな家の一員となります。
うまくいかなかったとはいえ、出産後の花。
お乳はパンパンでした。
時折、股間から出血していたこともあり、出産がどれだけ身体に負担のあるものかを強く実感することになります。
もう子供を産むことのない花
我が家へ来て約3ヶ月後、年末年始をゆっくりした後に、花は避妊手術をしました。
花を引き取る条件の一つに、「避妊手術をすること」が含まれていましたし、我が家は病気のことを考えて、避妊手術をする方針だったからです。
「避妊手術」が引き取りの条件に含まれていたのは、「もう繁殖犬として活動することがないように」という配慮からです。
2回出産を経験をしましたし、「くるみちゃん」や「ちゃろちゃん」と可愛い子供をこの世に産み出すことができたし、もう十分でしょう。
さいごに
この記事を書いた2020年10月10日は、「くるみちゃん」や「ちゃろちゃん」の誕生日。
花が死力を尽くした日です。
この記事を書く数日前に「くるみちゃん」の飼い主さんから、「10日は花ちゃんが頑張ってくるみ達を世に送り出した日です。花ちゃんに感謝しています」と言ったメッセージをいただきました。
いつも天真爛漫?豪快?に我が家で暮らしている花。
自分たちと出会う前に大仕事をやってのけてるんだよなあと思って、記事を書くことにしました。
くるみちゃん、ちゃろちゃん、未だ会ったことはない2頭のわんちゃんには、ずっと元気に暮らしていて欲しいですね。
母親譲りのユーモアな気質で、きっと周りを笑顔いっぱいにしてくれているでしょう。
それでは、あずはなの飼い主@shibainu_hanazu でした。
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いつもありがとうございます!
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