【「看取り犬・文福の奇跡」を読んだ感想・レビュー】高齢になってから犬と過ごすことについて考えさせられました。

Amazonで本を購入しようと物色していたら、犬のカテゴリーでとても評価が高く、ランキング1位になっている本がありましたので購入をしてみました。

「看取り犬・文福の奇跡」という本です。

本を買うのに犬のカテゴリーを見るなんて中々の愛犬家ですね

娘のSの妨害にあいながらも、昨晩やっと読み終わりましたので、感想を書いてみたいと思います。

娘のSに看取り犬・文福の本を取られる

しかし、本を読むのに随分と時間がかかるようになってしまいました・・・。

隙間時間にしか読めないので、いたしかたない。

看取り犬・文福の奇跡はどんな本?ページ数は?

まずはざっくりとどんな本なのかという話です。

犬や猫と入居することができる老人ホームで起きた、感動的なエピソードが15個紹介されています。

あずき

おかーぽんとも入居できるわけか・・。熱い!

主人公は、本のタイトルにもなっている文福という柴犬系の雑種。

人の最期を察知することができる不思議な力のある犬のようです。

 

ただ、主人公は文福ですが、全てのエピソードに登場するわけではありません。

文福が出てくるのはほんの数編に出てくるだけで、他は老人とそれぞれに関わりのある犬たちとのエピソードが紹介されています。

 

今、横須賀で本当に起きている「奇跡と感動」の実話。

NHKでも放送され、話題となった
日本で唯一、ペットと入居できる“特別養護老人ホーム”を舞台に
ペットと人の、心が温かくなる15の掌編を収録。

人の最期を察知し寄り添う、保護犬「文福」を主人公に
涙なしには見られない、“愛”と“奇跡”が詰まった一冊です。

※Amazon販売ページより

本のページ数は220ページ。

文字の大きさも標準的で(1行あたり40文字)、行間も普通に空いています。

文体も比較的読みやすいので、休みの日を含めて、1日、2日あればサクッと読み終えることができるのではないでしょうか。

自分は1週間もかかってしまいましたが・・・。

作者の若山三千彦さんはどんな人?

作者の若山三千彦さんは、元教員のようです。

小学館ノンフィクション大賞を受賞したのち、社会福祉法人を立ち上げ、今回の本の舞台となる老人ホームを設立したようですね。

つまり、「看取り犬・文福の奇跡」は自身が運営している老人ホームのことを書いた本ということになります。

 

なお、作者の方が犬を飼っているのか、過去に犬や猫とのかかわりがあったのかは、ちょっと調べてみた感じではわかりませんでした。

 

犬や猫と同居が可能な老人ホームを作ったきっかけは、ある老人との出会いがきっかけだったようです。

その老人は、ずっと一緒に暮らしていた愛犬を、自分が老人ホームに入居する際に保健所へ引き渡すしかありませんでした。

愛犬を保健所に預けて以降、老人ホームに入所してからも、「自分が殺してしまった」とずっと後悔しながら、半年で生きる気力も失って亡くなってしまったようです。

犬や猫と別れることがない社会を作りたい、そんな思いでこの本の舞台となる施設を作りました。

看取り犬・文福の奇跡を読んだ感想

それでは「看取り犬・文福の奇跡」を読んだ感想を書いてみます。

後でまた読んでみようと思える本

Amazonのレビューや、書評サイトには「号泣しました」的な感想が結構多くありましたが、自分の号泣のツボとは合致しませんでした。

ただ、決して面白くなかったというわけではありません。

あずきや花と自分やおかーぽん(妻)のことをオーバーラップさせながら、読むという不思議な読書体験でした。

 

自分は1回読んだ本はとりあえずメルカリで売ってしまうことが多いのですが、「看取り犬・文福の奇跡」については、ずっと家に置いておくかなと言う気持ちになっています。

時が経って読み返すと、きっと今とは違う感じ方ができそうな気がします。

もしかすると、その時は号泣するかもしれません。

また、娘のSが大きくなって、もしも読書が好きになったとしたら、読んで欲しいなって思う本でした。

犬がいれば怖くない

「看取り犬・文福の奇跡」のほとんどのエピソードは同じような展開となります。

犬といることで認知症の進行が緩和したとか、少しよくなったとか、幸せな最期を迎えることができたとか。

 

でも、同じような展開ばかりで退屈かっていうと決してそんなことはありません。

「看取り犬・文福の奇跡」はどのエピソードを読んでも「わかる!うんうん」といった共感しかありません。

 

自分は犬と生活するようになって数年ですが、この数年でも犬を共にいることで安心感や希望を感じたりすることが多々あります。

それが、小さな頃から犬を飼っていて、老人ホームに入るような年齢になった人たちであれば、犬といる喜びや、犬と離れる恐怖や不安は強烈なものであることは、容易に想像ができてしまいます。

 

老後や死ぬことに対しての漠然とした不安ってたかに感じますが、愛犬が側にいてくれて、一緒にずっと過ごすことができるのであれば、そんな不安って些細なことなのかなと、消えてなくなりそうだなと「看取り犬・文福の奇跡」の軌跡を読んで感じました。

ただ、あずきや花が自分たちと一緒に老後を過ごすことは残念ながらあり得なくて、そこの気持ちはどう折り合いをつけていくのかなっていうのはありますが・・・。

老春を駆け抜けろ

一番ぐっと来たのは老春を駆け抜けろというエピソードです。

余命宣告を受けた状態で愛犬であるポメラニアンのチロと老人ホームに入居してきた伊藤さんが、限りある時間をチロと一緒に大切に懸命に過ごすという話です。

 

今読み返してみてもぐっとこみ上げるものがあります。

まさに最後の最後までまさに一緒に駆け抜けた感じがします。

 

愛犬と一緒なら、たとえ余命が宣告されていても前向きになれるのかもしれません。

そんな気持ちもよくわかります。

さいごに

「その歳になって犬を飼うなんて、最後まで面倒みられるの?」っていうのは、どうしても避けて通れない話です。

歳は関係なく、最後まで面倒をみることができないのに、犬を飼うべきではないのは間違いありません。

 

ただ、高齢になればなるほど、犬や猫が側に寄り添ってくれるありがたさを感じてしまうような気がします。

パートナーとして、ワンコが一緒にいてくれることで、孤独や不安から逃れることができるかもしれません。

 

「看取り犬・文福の奇跡」は、高齢になってから犬を飼うことに対しての一つの解になるなあと思います。

高齢になって犬を飼っても、社会がバックアップできる仕組みのようなものがれば、穏やかな老後が過ごせるのかなと。

犬好きの勝手なエゴかもしれませんが、そんな希望を感じる本でした。

2 COMMENTS

ふぅママ

おとーぽん。わんこを飼うのは私の方がパイセンですが、改めて考えるには素敵なブログですね。思わずうちのふぅの食費があずはなさんより多い事。苺食ってますから^ ^色々勉強させて頂きます。

返信する
あずきと花の飼い主

どうもです!
勉強がてらブログ書いている感じですね。

苺とはえらい豪勢ですね笑

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。